リーダーシップ開発という古くて新しいテーマ

学んだリーダーシップをいつ発揮させる?

by.松本 宜大

今も昔も
「リーダーをどのように育成するのか」
は人材開発上の重要なテーマです。
リーダーシップとは、一般的には
「ある目標に向かって、組織を動かすこと」
「ビジョンに向かって、メンバーを動機付け、期待される組織成果を出すこと」
等々、様々な定義があります。

 

多くの組織で「リーダー研修」「リーダーシップ研修」「リーダーシップ開発研修」が行われています。時期としては、中堅から課長層に対して実施する事が多いものの、職場の実態としてリーダーシップが求められるのは、“早くて課長から“が多数です。
中堅社員では、求められるレベル感もまちまちで、当の中堅社員も戸惑うケースが多くみられます。
本来リーダーシップは役割とは関係ありません。
「部長だから、リーダーシップを取る」
「課長だから、リーダーシップを取る」
ということはありません。
時と場合によっては、4年目社員が職場で率先してリーダーシップを取るという事もあるはずです。
この、リーダーシップを役割と結び付けて考えている点が落とし穴です。

 

 

研修では、
・リーダーシップの理論
・リーダーシップに関するスキルの習得
を行います。
しかし、それだけでリーダーシップは開発されません。
・研修で習ったことを職場で繰り返し実践する
・適切なフィードバックを受ける
ことが求められます。

 

つまり、職場でリーダーシップを発揮させながら開発するしかないのです。
しかし、先ほど述べた通り、役割とリーダーシップを結び付けて考えている傾向が強いため、その役割(役職)になってから“リーダーシップを取らせよう”としている組織が多いようです。
しかし、(どんなスキルもそうですが)リーダーシップは一朝一夕では習得できません。トライ&エラーを繰り返しながら、習得していくのです。

 

研修はきっかけに過ぎません。
日々の仕事の中でどのようにリーダーシップを発揮させるか?
逆に、リーダーシップを発揮させるような仕事をどうアテンドしていくのか、
が課題となります。

 

普段からいろいろな人がいろいろな状況で、リーダーシップを発揮ある職場をいかにつくるのか、人材開発担当者は本気で考えてみるといいでしょう。