誰をマネージャーにするか?の重要性

~昇進昇格は会社のメッセージ~

by.松本 宜大

どの組織でも昇進や昇格があります。
そもそも「昇進」「昇格」という言葉について述べておきましょう。
昇進とは役職に進む事を指し、課長になる、部長になる、といった役職が1つ上に上がる事です。
昇格は等級が上がる事を指し、会社の中にある等級の中で、1つ上に上がる事です。

毎年、あらゆる組織で昇進昇格が行われます。
何らかの基準に基づき、候補者の選出と審査を経て、昇進者や昇格者が決まります。
(全くない会社もありますが、、)
その基準はどうあるべきでしょうか?
・昇進昇格前の役職や等級で成果を出している
・現在の職務、職位を長く勤めている
・上司からの推薦がある
様々な基準があると思います。

私が様々な会社とお仕事をする中で感じるのは、
どの会社でも「誰をマネージャーにするか、という事の重大性」を理解していないケースが多い事です。
単に、
Aさんに○○課を任せる
という意味以上の意味があるという事です。
その意味はというと、
「わが社はこういう人材をマネージャーに上げます」
「このような人材だとマネージャーになれます」
という無言のメッセージになるという事です。

昇進した人間に対する社内の納得度があれば、
「Aさんはマネージャーになるべくしてなった人だよね」
「マネージャーになるには、Aさんのような意識や行動、成果が求められるだね」
と思われるでしょう。
逆に、納得度が無い場合、
「こんな人をマネージャーにしてしまうんだ?うちは」
「結局、年齢なんだね」
というメッセージになってしまいます。
このメッセージがその組織や職場のモチベーションや思考パターンを決定します。

「マイナス評価で無難にそつなくこなすタイプが評価される(昇進昇格する)のであれば、
誰も(よっぽどの変わり者でない限り)冒険しようとはしなくなります。」
よく人事から
「うちの会社の社員は、○○」という嘆きをお聞きしますが、
実際は、組織からのメッセージによって、そのように動機づけられているに過ぎないのです。

一度、一般社員、非人事の気持ちになって、組織からのメッセージを受け取ってみてはいかがでしょうか?