「あなたの役割って、何ですか?」

~自分の役割を知らない人達のお話~

by.松本 宜大

今日は、企業組織の中の「役割」のお話をしたいと思います。
多くの企業で、研修中に必ず訊く質問があります。
それは、、、
「あなたの役割は何ですか?」
という質問です。
シンプルで凄い簡単な質問です。
組織で働いている以上、その部門や部署に役割があり、そこで働く人にもそれぞれ役割があります。
その役割を踏まえて、仕事をしているはずです。

 

ところが、多くの方は答えられません。
目標や重点課題については答えらる方はいます(残念ながらこれも答えられない方もいます)。
これはどういう事でしょうか?

 

役割を知らずに仕事をしているのでしょうか?
役割とは関係なく仕事をしているのでしょうか?

 

サッカーで例えると、監督がやりたいサッカーの形があり、
その中で、選手各々がその役割に応じて、プレイします。
それが無いと、「わけのわからないサッカー」になってしまい、勝利はおぼつきません。
(もちろん、監督のやりたいサッカーが出来たからといって、勝てる見込みはありませんが。
監督のやりたいサッカーがリーグ戦を勝ち抜けるものか?勝てる、優勝できるサッカーなのか?という
戦略の問題もあります。)

 

社員が上長の”やりたい”サッカー”を知り、その中で自分がどのような役割を果たすべきなのか、知る事は非常に重要です。
ある会社では、毎年上期と下期の初めに、各部署で自分の部署においての役割をその拠点全員の前で発表させるという事をしている会社もあります。
口に出すこと、他の部署の人の前で言う事で、自覚を深める効果があります。
また、違う会社ではその拠点の同じ等級同士で集まり、模造紙に自分の求められる役割の具体例を書き出し、各々の一言コメントも書き足して、職場に貼りだしています。
このように漫然と仕事をするのではなく、各々の役割を認識させ、具体的に行動をしていく。
その役割行動の相乗作用がある職場では、コミュニケーションも活発化しますし、組織学習も盛んになります。
是非皆さんの会社でも、一度メンバーの一人ひとりが役割を認識しているか?点検し、
役割を認識する仕組みを構築する事をお勧めします。